ホリエモンが「寿司職人が何年も修行するのはバカ」と言った件について

堀江氏の発言は軽々で浅いものが多いとNETTAは感じています。その殆どが信者向けの発信と思われ、鵜呑みにすると30歳児、40歳児が量産されます。それらを象徴する事案です。

少し古い話になりますが、ホリエモンこと堀江氏が「寿司職人が何年も修行するのはバカ」と言っている件について書いてみたいと思います。

事の発端は、寿司の職人は一人前になるまでに「飯炊き3年、握り8年」の修行が必要と言われていて、この説を推奨するブログ記事がありました。その記事に対し、堀江氏が自身のツイッターで以下のようにつぶやいたことです。

「バカなブログだな。今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」

先ず言いたいのは、少なくともNETTAがお付き合いしていて、本物と感じている教養のある人々は、決して他人を「馬鹿」と決めつけるような言動はしないということです。話題性を高めるためのパフォーマンスとして、このような発言をしているのだと思いますが、本当に頭が良いのなら他にいくらでも方法があるだろうと感じています。

そして最も知見が浅いと感じたのは、一見するとブログの内容もしくは記事の執筆者を批判しているように思われますが、実は現在修行中の寿司職人及びそのような過程を経て活躍している寿司職人そのものを否定しまっていることです。いわゆる「自分は情報通で合理的」と勘違いしている人物に多い発言です。

堀江氏は、自分と考えが異なる人を、上から馬鹿と決めつけて、その合理性のなさを説こうとします。しかし、NETTAは堀江氏の説明や意見が「合理的」と感じたことは一度もありません。色々なことを知っていることを自負しているようですが、その道で生きている人からすれば「実に浅い知識」と言わざるを得ません。集客力があり、利用価値が高いためメディアなどでの露出が多くなっていますが、言っている内容については、的を射ていないことが多いです。

おっと、ちょっと脱線しそうなので話を戻します。

恐らく堀江氏は「修行」の意義を正しく理解していないのだと思われます。
基本的に職人になるためには、精神的な部分を含めた一定量の鍛錬が必要で、それを修行と呼んでいます。センスも大切な要素になっていることは確かですが、寿司職人の仕事が握るだけと考えているなら、寿司ロボットで十分です。

寿司を美味しく握るためには、お客さんの前に立つこと以外で、学ばなくてはならないことの方が圧倒的に多く、これに伴う精神的な成熟も極めて重要です。

特に堀江氏の発言は、その多くが合理性を追求する余り、精神的な習熟に関する概念がほとんど欠落しています。これは寿司職人に限らず職人が活躍する世界での共通事項です。

NETTAは、職人ではありませんが、職人としての生き方が大好きです。だからこそ、職人を否定するような発言は看過できませんでした。
現在「多動力」と題した本が売れているようですが、様々な判断を一人で行う職人こそが多動力の代表です。NETTAは、一つのことを成し得ない人物は結局、使い物にならないと考えています。実際にそのような考えを持っている経営者を多く取材しています。

その証拠に、堀江氏が成し得たとする代表作って何かありますか?結局、議員にもなっていませんし、発案したサービスが成熟し業界を牽引している件など聞いたことがありません。全てが中途半端と感じているのはNETTAだけでしょうか?私が知る限りでは「755」のような打ち上げ花火的な事例には枚挙に暇がないですが、成功し現在稼働中の代表的な成果物ってのが見当たりません。

とにかく動くこが「善」であり、これを「行動力」と説いているようですが、NETTAは動かずに留まることも「行動力」の一つだと考えています。

まあ、忙しい人なので著作もゴーストの可能性があり仕方がないのかも知れませんが、堀江信者以外には響かないと思われる内容です。普通の人は、間違っても書かれていることを鵜呑みにして真似(実践)しないようにしてくださいね。気が付いたら、時間だけが過ぎていて何一つ身についていない、何もできない空っぽな人間になってしまう可能性が高いです。

先ずは、一つのことを成し遂げる!これが人間力を高めるための近道です。そして、一つのことをやっていると多動力が身につかないと考えているのであれば、それは間違いです。やり遂げることの価値を理解しないままの人が感化され、勘違いした多動力や多動性を軽々に追い求めれば求めるほど、中味のないすっからかんな大人、つまり30歳児、40歳児、50歳児が量産されるだけです。良い子は真似をしないでくださいね(笑)。